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> 前田 恭二
(最終更新日 : 2024-06-14 14:29:14)
マエダ キョウジ
MAEDA Kyoji
前田 恭二
所属
武蔵野美術大学 美学美術史研究室
職種
教授
基本項目
プロフィール
研究テーマ
学歴
職歴
業績
著書・論文歴
講師・講演
研究課題・受託研究・科研費
社会活動
社会における活動
委員会・協会等
プロフィール
2021年4月着任
1964年山口県生まれ
東京大学文学部美術史学科卒業
学士(文学)
美術に対する関心は個人的な経験を通じて形成され、方向づけられるのだろう。私の場合、端緒は1970~80年代、地方に公立美術館がつくられ、足しげく通った少年時代にさかのぼる。次いで東京大学美術史学科に進学したのち、1987年4月に入社し、2020年3月まで在籍した読売新聞においても、ジャーナリストとして美術に関わってきた。
そのなかで特別な重みをもつ経験を言うなら、ふたつあげられる。ひとつは美術史の学生として、すぐれた識見をもつ教授陣・先輩に接したこと、もうひとつは新聞記者として、美術史学の成り立ちを再検討する1990年前後の研究動向に遭遇したことである。記者としての取材活動のかたわらで、リサーチと著述活動をつづけてきたのは、これらの経験に触発されてのことと言える。
美術史学科では、仏教彫刻の実地の調査と手堅い論理構築のトレーニングに目を開かされた。さらに中国絵画史の戸田禎佑教授(当時)の指導により、作品を熟視し、なおかつ自由に発想を広げること、すなわち、しなやかに眼と頭を連動させる営為の意義、その楽しさを学んだ。
また、新聞記者として、少しずつ美術分野の取材をはじめたのは、北澤憲昭著『眼の神殿』、木下直之著『美術という見世物』、佐藤道信著『明治国家と近代美術』といった重要な著作が陸続として公刊された時期だった。それまで自明のものと受け取っていた美術制度や美術史の枠組みそのものを問い直す研究者たちの着想、問題提起の射程には、大きな刺激を受けることとなった。
研究テーマ
研究テーマ/文学・文化史を視野に収めた日本の近現代美術史研究。社会における美術の位置に関する考察など。
学歴
1983/04~1987/03
東京大学 文学部 美術史学科 卒業 学士
職歴
2021/04/01 ~
武蔵野美術大学 美学美術史研究室 教授
著書・論文歴
著書
文画双絶 畸人水島爾保布の生涯 (単著) 2024/02/02
著書
関東大震災と流言 水島爾保布 発禁版体験記を読む (岩波ブックレット 1083) (単著) 2023/08/25
著書
解説「水島爾保布小伝」 谷崎潤一郎・水島爾保布『人魚の嘆き・魔術師』 2022/09
著書
『やさしく読み解く日本絵画 雪舟から広重まで』 (とんぼの本) (単著) 2003/08/01
論文
「画家の”裏道-近代画会考」 國華清話会 会報42号 2023年秋号 2024
全件表示(7件)
講師・講演
2022/03/14
「読売新聞⽂芸欄の情報性」 (早稲田大学=オンライン形式)
研究課題・受託研究・科研費
2022/04/01 ~ 2025/03/31
「「よみうり抄」のテキスト化と研究利用に関する総合的研究 基盤研究C
社会における活動
2024/03/16
レクチャー「広重の近代」
2024/02/10
「画家・水島爾保布、異能の文筆」
2024
雑誌連載「キジも鳴かずば水島爾保布」
2023
対談 高階秀爾『カラー版 名画を見る眼』刊行記念「眼と頭がつながること」
2023
鈴木聖子著『掬われる声、語られる芸―小沢昭一と『ドキュメント 日本の放浪芸』 贈賞理由執筆
全件表示(7件)
委員会・協会等
国立アートリサーチセンター専門委員会 委員
2024/06/12 ~
第6回フォスコ・マライーニ賞 選考委員
2023
第74回芸術選奨選考 芸術選奨委員【評論部門】
2022
第73回芸術選奨選考審査員(評論等部門) 選考委員 主催・文化庁
2021/12
第5回フォスコ・マライーニ賞 選考委員